監修:SANZEN 編集部
「太陽光を付けるなら、蓄電池も一緒に入れるべき?」「高いけど、補助金は出るの?」——太陽光発電を検討中の方から、特によくいただくご質問です。
この記事の目次
【結論】相見積もりは「3社ほど・同じ条件・総額と中身」がカギ
- 相見積もりは3社ほどが目安です。1社だけでは高いか安いか判断できず、多すぎると比較しきれません。
- 容量(kW)・メーカー・工事の範囲をそろえ、「総額」と「1kWあたりの金額」の両方で比べましょう。
- 断るときは理由を短く伝えればOKです。メールでも失礼にはなりません。その場で契約しないことが一番の防御です。
太陽光で相見積もりが必要な3つの理由
同じ容量でも、業者ごとに金額が変わる
太陽光発電の見積もりは、パネルやパワコン(パワーコンディショナ=発電した電気を家庭で使える形に変える機械)の機種、工事の内容、保証の範囲で大きく変わります。同じ「4kW」でも、中身が違えば金額も違います。1社だけの見積もりでは、その金額が妥当かを判断する材料がありません。
訪問販売のトラブルが後を絶たない
国民生活センターは、家庭用蓄電池などの勧誘トラブルについて注意を呼びかけています。突然の訪問がきっかけの契約や、断定的な説明・強引な勧誘で冷静に検討できなかった事例が紹介されています。設置工事や補助金をめぐるトラブルもあります。
そのうえで、「その場で契約をせずに複数社から見積もりをとり比較検討しましょう」とアドバイスしています。
補助金の不正やトラブルから身を守れる
東京都の助成金を扱うクール・ネット東京(東京都環境公社)は、実際より高い金額の契約書をつくって申請した手続き代行者に対し、助成事業からの排除などの措置をとったことを公表しています。
あわせて、申請者には複数の見積もりを取り、工事費や助成内容をよく確認するよう呼びかけています。相見積もりは、価格だけでなく「信頼できる業者か」を見極める手段でもあるのです。
太陽光のメリット・デメリットを先に整理したい方は、太陽光発電のメリット・デメリットで解説しています。
相見積もりは何社がいい?3社ほどが目安
結論として、3社ほどに見積もりを依頼するのが、比べやすさと手間のバランスがよい目安です。
社数ごとの特徴をまとめました。
| 社数 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 1社 | 手間が最も少ない | 比べる相手がなく、金額が妥当か判断できない |
| 2社 | 差がわかる | どちらが「普通」なのか判断しにくい |
| 3社ほど | 相場感がつかめ、極端に高い・安い見積もりに気づける | 現地調査の立ち会いが数回必要 |
| 4社以上 | 選択肢が広がる | 日程調整・営業対応の負担が大きく、比較しきれなくなりやすい |
1社だけだと「比べる物差し」がない
1社の見積もりでは、その金額が高いのか安いのかを判断できません。営業担当の説明がどれだけ丁寧でも、比べる相手がいないと決め手は「印象」になってしまいます。
2社だと「どちらが普通か」わかりにくい
2社の金額に差があっても、どちらが一般的な水準なのかは判断しにくいものです。片方が極端に高い・安い可能性も残ります。
3社ほどあれば、極端な見積もりに気づける
3社ほど並べると、金額や内容の違いが見えてきます。ただし、3社の平均額や真ん中の金額が、必ず適正価格とは限りません。1社だけ極端に安い場合は、工事内容や保証が省かれていないかを確認するきっかけになります。
4社以上は「比較疲れ」に注意
太陽光の見積もりは、正確な金額を出すために屋根の現地調査が入るのが一般的です。
社数が増えるほど立ち会いや連絡が増え、かえって比較が雑になりがちです。
SANZENでは、ご相談だけでも受け付けており、強引な電話勧誘は行っていません。比較の1社としてお気軽にご活用ください。
【比較のコツ】見積書で見るべき7つのポイント
金額の数字だけを見比べても、正しい比較はできません。次の7点を確認しましょう。
① 総額と「1kWあたりの金額」
kW(キロワット)は、パネルが一度に発電できる力の大きさです。容量が違う見積もりは総額だけでは比べられません。蓄電池の有無や工事範囲をそろえ、総額÷パネル容量(kW)で「1kWあたりの金額」を比較します。費用の目安は太陽光発電の設置費用はいくら?で解説しています。
② パネル・パワコンのメーカーと型番
「パネル一式」とだけ書かれた見積もりは要注意です。メーカー名・型番・枚数が書かれているかを確認しましょう。型番がわかれば、各社の提案が同じ機器か別の機器かを比べられます。
③ 工事費の内訳
足場、架台(パネルを屋根に固定する金具)、配線、電気工事、申請手続きの費用などが分かれているかを見ます。「工事費一式」だけだと、後から追加費用が出たときに理由がわかりません。
④ 保証の範囲と年数
機器の保証、発電量の保証(出力保証)、工事の保証(雨漏りなど)は、それぞれ別のものです。どの保証が何年ついているか、メーカー保証か業者独自の保証かを確認しましょう。
⑤ 補助金の扱いと内訳
東京都の助成金は、既存住宅では容量に応じて1kWあたり12万〜15万円です(上限額や対象経費の条件あり)。お住まいの区市町村によっては上乗せの補助もあります。見積書で都と区市町村の補助金がそれぞれいくらか、分けて書かれているかを確認しましょう。区市町村の補助は、地域によって条件や受付状況が異なります。見積もりの時点で、お住まいの地域の制度を確認してくれる業者かどうかも比較のポイントです。補助金の詳しい金額は太陽光の補助金はいくら?で解説しています。
⑥ キャッシュバック・商品券の扱い
都の助成金の手引きでは、契約時のキャンペーンなどで受け取る現金・商品券・ポイントなどは、その金額を助成対象経費から除くとされています。「キャッシュバックがあるから実質お得」という提案は、補助金の額が減る可能性がある点に注意が必要です。なお、見積額からの値引きはキャッシュバックとは異なりますが、値引き後の実際の負担額に基づく申請が必要です。
⑦ 点検・アフター対応
太陽光は長く使う設備です。設置後の点検の頻度、故障時の連絡先、担当者が継続して対応するかを確認しましょう。
SANZENでは、定期的な保守点検の推奨に加え、毎年1回の無料点検に伺っています。
条件をそろえて比較する3ステップ
STEP1 希望条件を決めて、各社に同じ内容で伝える
予算の上限、蓄電池も検討するか、いつまでに設置したいかを先に決めておきます。各社に同じ条件を伝えることで、比べやすい見積もりがそろいます。
最後の「見積書の形式」をはじめに伝えておくと、各社の見積もりを同じ物差しで比べやすくなります。
STEP2 現地調査を受けて、屋根の状態を確認する
屋根の形・向き・傷み具合によって、載せられる容量や必要な工事が変わります。調査の結果、どこに何枚載せる提案なのかを図面や写真で説明してもらいましょう。
STEP3 比較表に書き出して並べる
上のチェックリストを使い、3社ほどの見積もりを1枚の表に書き出します。総額と1kWあたりの金額を並べ、内容の差を確認してから判断しましょう。
SANZENでは、現地調査で屋根の形状・向き・設備容量を確認したうえで、対面でご説明しています。
こんな業者は要注意|相見積もりで見抜くサイン
相見積もりを取ると、業者ごとの対応の違いもよく見えます。次のような言動には注意しましょう。
- 「今日決めてくれれば安くします」と即決を迫る
- 見積書が「一式」ばかりで内訳がない
- 補助金を「必ずもらえる」と言い切る
- 「後で販売店から還付する」「実質負担ゼロ」をうたう
最後の点について、クール・ネット東京は、販売店からの後日還付や実質負担なしをうたう勧誘は、申請が不正とされるおそれがあるとして注意を呼びかけています。
SANZENでは、補助金の事前申込を代行し、着工前に申請したうえで自社施工しています。
角が立たない相見積もりの断り方【例文つき】
断るのはマナー違反ではない
相見積もりを取れば、どこかの業者には断りの連絡をすることになります。これは失礼なことではありません。早めに連絡すれば、業者も次の対応に移れるため、むしろ親切です。
ポイントは「感謝」「結論」「簡潔な理由」の3つです。値段の細かい比較や、他社の名前を伝える必要はありません。
メールで断る場合の例文
件名:お見積もりの件(〇〇)
〇〇株式会社 〇〇様
先日はお忙しいところ、現地調査とお見積もりをありがとうございました。
家族で検討した結果、今回は別の会社にお願いすることにいたしました。
ご丁寧にご提案いただいたのに申し訳ありません。
今後のご連絡は控えていただけますと幸いです。
〇〇(氏名)
現地調査の前に断る場合の例文
申し込みをしたものの、現地調査の前に他社に決めた場合は、なるべく早めに連絡しましょう。
「〇日に現地調査をお願いしていた〇〇です。申し訳ありませんが、事情により今回はキャンセルさせてください。ご準備いただいていたのに、すみません。」
日程の直前でのキャンセルは業者の負担になるため、決まった時点ですぐ伝えるのがマナーです。
電話・対面で断る場合の例文
「先日はお見積もりをありがとうございました。家族と相談して、今回は見送ることにしました。わざわざ来ていただいたのに、すみません。」
理由を聞かれたら、「総合的に判断しました」で十分です。値下げを提案されても、決めたことであれば「ありがとうございます。でも、もう決めましたので」と伝えましょう。
しつこい勧誘を受けたら
断ったあとも勧誘が続く場合や、訪問販売で契約してしまった場合は、一人で抱え込まないことが大切です。
訪問販売に該当する契約なら、原則として法定書面を受け取った日を含む8日間、クーリング・オフ(無条件で契約を解除できる制度)が利用できます。ただし、契約の経緯によって扱いが変わることもあります。困ったときは、消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すると、お近くの消費生活センターなどにつながります。
SANZENでは、強引な電話勧誘は行っていません。ご相談だけでもお気軽にどうぞ。
東京で相見積もりを取るときの補助金の注意点
契約の前に「事前申込」が必要
東京都の太陽光の助成金(家庭における太陽光発電導入促進事業)は、契約を結ぶ前に事前申込を済ませておく必要があります。工事契約ができるのは、受付の通知を受けた日以降です。
都の手引きでは、事前申込より前に契約したものは原則として助成対象外とされています(一部、特例あり)。相見積もりで比べている間は、まだ契約しないようにしましょう。
見積書は事前申込でも使われる
事前申込のときには、実際に発行された見積書を提出します。相見積もりで受け取った見積書は大切に保管しておきましょう。契約までに内容が変わった場合は、最終的な見積書をあとで提出します。
申請代行を頼むなら、手数料を先に決める
都の手引きでは、事前申込と交付申請の手続きを手続代行者に依頼できるとしています。ただし、依頼は申請者の責任で行うもので、手数料の金額や内訳は事前に合意しておくよう求めています。見積もりの段階で「申請代行の費用はいくらか」も確認しましょう。
交付決定は契約・着工の後になることもある
東京都の助成金は、原則として設置工事と代金の支払いが終わった後に交付申請兼実績報告を行い、審査を経て交付が決定します。申請に不備があって損失が出た場合は申請者の負担になると、都の事業ページに記載されています。申請の段取りに慣れた業者を選ぶことも大切です。
SANZENでは、都と区市町村の対象額を見積もりの時点で内訳としてお示ししています。
よくある質問
Q1. 相見積もりを取っていることは、業者に伝えるべき?
伝えて問題ありません。最初に「他社とも比較しています」と伝えておくと、比べやすい形で内訳を出してもらいやすくなります。
Q2. 見積もりは無料ですか?
業者によって異なるため、依頼する前に確認しましょう。SANZENの見積もりは無料です。
Q3. 一番安い業者を選べばいいですか?
金額だけで決めるのはおすすめしません。機器の型番、工事の範囲、保証やアフター対応まで含めて比べることで、長く安心して使える業者を選べます。
Q4. 他社の見積書を見せて、値下げ交渉してもいい?
他社の見積書そのものを見せる必要はありません。「他社の見積もりも参考にしているので、内訳を詳しく教えてください」と伝えれば十分です。
Q5. 訪問しない見積もりだけで決めても大丈夫?
屋根の状態や載せられる容量は、現地で見ないと正確にはわかりません。概算で比べたあとは、現地調査を受けたうえで最終判断するのが安心です。
Q6. 契約した後でもキャンセルできますか?
訪問販売に該当する契約なら、原則として法定書面を受け取った日を含む8日間、クーリング・オフ(無条件で契約を解除できる制度)が利用できます。それ以外は契約内容によって異なるため、契約書を確認し、困ったときは188に相談しましょう。
Q7. 相見積もりは、いつ頃から始めればいいですか?
設置したい時期が決まっているなら、余裕をもって始めましょう。東京都の助成金は契約前の事前申込が必要で、工事契約ができるのは受付の通知を受けた日以降です。現地調査の日程調整も含めると、比較から契約まである程度の期間を見込んでおくと安心です。
まとめ
- 太陽光の相見積もりは3社ほどが目安。1社では判断できず、多すぎると比較しきれません。
- 容量・機器・工事範囲をそろえ、総額と1kWあたりの金額、補助金の内訳まで比べましょう。
- 東京都の助成金は契約前の事前申込が必要です。比較中は契約せず、断るときは短く丁寧に伝えれば大丈夫です。
会社概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社SANZEN |
| 所在地 | 東京都新宿区西新宿7-4-3 7F |
| 代表者 | 代表取締役 渡邉 勇太 |
| 設立 | 2023年7月14日 |
| 事業内容 | 太陽光発電システム、蓄電池、V2H、オール電化、住宅塗装 |
| 施工実績 | 年間1,000件超、累計3,000件超 |
| 電話 | 0120-874-127(土日祝を含む 9:00〜18:00) |


